言葉を失っていく竜たちを調べていった結果、竜が人と会話が出来ていた理由が大昔にかけられた魔法であり、その魔法の効果の期限がきているからだとわかりました。魔法に関する知識はほぼ全て失われています。
つづきは、それから。"
かつて人と言葉で会話が出来た竜たちが次々と言葉を失っていき、その事について人間たちが調べようとしています。 竜に育てられた青と灰色の髪と目を持つ力持ちの人間の少女フィナが、その手伝いをしています。
一方、ある村には、"3にん"のじいちゃんを持つ少年がいました。
ツイッターのモーメントにまとめていたものを、こちらでもまとめます。
各絵のキャプションはツイッターにあるものと同一です。だいたい2017年のものです。
設定や他の竜たちはこちら
描きおろしや他の小さな話がある同人誌はおしらせブログから
僕と、"3にん"のじいちゃん
"僕"達の住む村。「紅色の村」とも呼ばれる。家々の壁や屋根は、木の骨組みに近隣で採れた泥を塗り、その泥の中の限られた種類の魔力だけ抜けさせることで堅くなっている。
人の長老の他に、村の近くに住む竜の長老がいる。
じいちゃん達は子供のときからの仲良し。
「タツ、お前眠いんだろう」「もう家に帰って寝な。」
ぐぬぬ
移動する群れと。
群れの中には人と会話可能な言葉が話せるものと話せないものがいる。
彼らが求めるのは、食料と同時に魔力のある土地。
ある森の中の廃村の、石碑。
「人は竜と仲良くなりたかった。
人は竜と話せるようにした。」
保護されてしばらく経ったころ。
ゆっくり、焦らず、できることとできないことの確認。
右側のキドとグリーンは兼通訳。
「困ったことになったなあ」
「この枝が赤い木には触ると危ない、あの実は大きくなると美味くなる」「「ん!」」
「おいしいわねこれーーっ!!」
ウルサは旅先のどんな料理でもガンガン食べるし、腹も壊さない。
旅の準備
「竜」と呼ばれる者たちの血を調べるために協力してもらう。
「ちょっとチクっとしますよ」
奥の歯が痛い。
「あーーーー」
村の人の望みは、竜長老が言葉を失う最後まで一緒にいたい事。
竜のじいちゃんの望みは、タツ坊を傷つけないこと。
「もうじいちゃんの所には来るな」
「(あっ今はダメだ、撤収、撤収だ。)」
むかしばなし。剣のけいこ、サボり失敗。
(当時の剣の先生や兄弟子は、フィナの母親である竜が暴れた時に亡くなっています。)
”竜のじいちゃんはだんだん姿を見せなくなっていった。
ある日、人のじいちゃんが「暴れた」竜のじいちゃんから逃げようとして、森で転んで大けがをした。”
今日は一人で留守番だった。
「おきろ、風邪引くぞ」
それでも、絵や文字でなら、きっと、
竜のじいちゃんとまた会話を、
僕と、竜のじいちゃんと、青と灰色の剣士
竜のじいちゃんの望みは、タツ坊を傷つけないこと。
竜のじいちゃんとの別れ。
それでも、強く大きくなったら、きっとまた会える。
あれから数十年。
今年、竜のじいちゃんたちの仲間のたまごが、見つかった。
タツは”竜のじいちゃん”たちについて調べたのをきっかけに興味を持った、生き物とは別の分野に進んだのですが、その分野から関わっているみたいです。
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